上海:万博といえば
2010年の5月1日からでしたっけ?
「上海万博まであと○○日」というニュースを見るたびに思い出すことといえば…。盧浦大橋(読み方わかりません:って、ぉい!)。
去年の2月の話です。
ダンナさまが上海駐在員だったZ嬢(いつもお世話になっております)とか、中国激ラブのZ教祖(あ、Z繋がりやったのね)がいなければ、こんなマニアックな場所には行けません(笑)。
めっちゃくちゃ怖かったですっ!
高所恐怖症ではないのですが、下り階段恐怖症(なんじゃそら)のワタシには、あの場所は拷問以外のナニモノでもない(怒)。
まず、この日は朝からつまずいておりました。
英語(中学1年1学期程度)も中国語(謝謝くらい)も、日本語もロクに話せないくせに、「なんとかならーねー」で一人歩きをするアラフォー女。
上海を流れる黄浦江(こうほこう)の対岸へ行くために渡船乗り場へ。地下鉄に乗っちゃえば簡単なのですが、メタボ対策の為に歩くことに。
で…迷子。普通の人なら迷子にならない道で迷子。同じ道をぐるぐると歩いていると、交通整備のおばちゃん(写真)が見かねて声を掛けてくれました。
人間、切羽詰ったら何とかなるもんです。
あ…あい わんと とぅ ごー とぅ こーほこー…。
「…?何ですと?」
川。川です。りばーっ!ぷーどんからわいたんっ!船でワイタンに渡るアルヨー。
身振り手振りのジェスチャークイーンで何とか通じて、とりあえず川が見えてきたのですが…。
川が見えても船着場が見えーんっ。と、いうわけで、それっぽい建物が見えるまで川沿いをひたすら歩く。
船のマークが書いてるし、駅名(?)に「渡す」っぽい漢字がかかれているから、きっとこれが渡船の乗り場…かな。
船が来たのでとりあえず乗ってみる。無事に対岸へ到着(笑)。
目指すは、待ち合わせ場所の「人民英雄記念塔」なのですが…。利用しようと考えていた船着場ではなかったらしく、ひたすら歩くことに。…まぁ、メタボ対策だからいいんだけど。
外灘周辺は工事ラッシュ。そのまま川沿いを歩けば、多少距離はあっても目的地までは簡単に到着することが出来るのですが、行き止まり行き止まりで大変なコトに。
途中、入ってはイケナイ場所に入ってしまったようです。工事をしているオッチャンに中国語で何か言われました。怒っていないとは思うんですが、声がでかいからビビるのよ(笑)。
「我想去 人民英雄記念塔(おもいくそ日本の漢字)」と紙に書いたら、外灘(バンド)近くの出口まで連れていってくれました。いいヒトでヨカッタ。
まさか、工事現場の中を通過するとは(笑)。
その他、突然の尿意に襲われ(ミもフタもない)、なるべくは避けて通りたかった「初!有料公衆便所」で、お金を払ったにもかかわらず便所紙を貰えなかったり、お釣りを貰えなかったり。
かなり切羽つまっていたんで、「もういいや…」というカンジだったんですが、切羽詰まっていなくても言葉解らないし。
それよりも、オシッコできることに感謝(笑)。
尿意から開放されたら、しょーもない物売り攻撃にあったり(見た目でいいカモと判断されるんだろうなぁ)。
いろいろとありましたが、現地ツアコンZ嬢と無事合流。
「あんなコトがあってねー、こうでねー…」と朝っぱらから、かぶらぎさんのバカ旅行記を聞かされるハメになったZ嬢…すんませんな。オヤツ食ってるときに便所の話までして(笑)。
で、Z嬢オススメの「内容の濃いーぃ」観光スポットを巡り。上海は楽しい。ウマイ。で、ちょっと怪しかったり。
いよいよ「盧浦大橋」でございます。
盧浦大橋については、ココで(説明めんどっちぃ)。→http://www.explore.ne.jp/feature/lupudaqiao.html
入場券売り場に、ジェットコースター並の注意事項が書かれていましたが、急降下するワケでもないし、高いところが苦手なワケでもないし。
ま、大丈夫だろう(余裕)。
いい加減な手荷物検査を受けて、エレベーターに乗ってアーチの袂へ。ここの場所で、すでに50メートルの高さ。
やばいっ!これ、階段ですがな。登りはよくても、下りが(笑)。「下り階段恐怖症」なのにー。
入場料払っちゃったんで、「あ、ここで待っときますー。」というのも悔しいんで…。登りました。
登りきっちゃたら眺めは最高なのですが、頭の中は帰りの「下り階段」のコトでイッパイイッパイ。
上海万博会場予定地。
来年5月1日までに間に合うのかー(2009年2月現在)。
で…、問題の帰り道。
関西人ですもの。とりあえず笑える写真を撮っておこうと必死です。突き出たケツがセクシーな一枚。
その後、この旅の食のメイン「ウイグル料理」とビールの予定だったのに。恐怖で心身ともにヤられてしまい、あまり食えなかったのでした(涙)。
大好きな羊肉なのに。そして、このワタシが「食えない」なんてっ!
上海万博のニュースを見るたびに、「あーぁ、羊肉」と思うのであります。
もう一度行きたい…。羊…。